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媒介契約3種類はどれを選ぶ?宅建士が初心者向けに比較解説 売却の基礎知識

媒介契約3種類はどれを選ぶ?宅建士が初心者向けに比較解説

✍️ ひろ
📋 この記事の目次
  1. 1. 結論:はじめての売却なら「専任媒介」を選びましょう
  2. 2. そもそも「媒介契約」とは?
  3. 3. 3種類の媒介契約を一覧比較
  4. 4. それぞれの特徴を初心者向けにかみ砕いて解説
  5. 5. 初心者がよく勧められる「一般媒介」のワナ
  6. 6. 専任媒介をおすすめする3つの理由
  7. 7. 専属専任 vs 専任、どちらを選ぶ?
  8. 8. 一般媒介が最適なケース
  9. 9. 媒介契約を結ぶ前のチェックリスト
  10. 10. 媒介契約のよくある質問(FAQ)
  11. 11. まとめ:あなたが選ぶべき媒介契約は?
  12. 12. 併せて読みたい

「不動産会社に『媒介契約はどれにしますか?』と聞かれたけど、違いが分からない…」
「専属専任・専任・一般って何が違うの?」
「業者に勧められた契約のままで本当に大丈夫?」

不動産売却の準備が進んで、いざ業者と契約する段階で 誰もが一度はつまずくポイント です。

実は、媒介契約の選び方を間違えると、 売却期間が長引いたり、売却価格が数百万円下がる こともあります。

この記事では、宅建士・賃貸不動産経営管理士の資格を持つ筆者が、 3種類の媒介契約の違いと、あなたに最適な選び方 をやさしく解説します。


結論:はじめての売却なら「専任媒介」を選びましょう

時間がない方のために、結論から先にお伝えします。

あなたの状況おすすめ
はじめての売却(多くの方はこれ)専任媒介
とにかく1社に手厚く対応してほしい専属専任媒介
自分でも買主を探したい・複数社に競わせたい一般媒介

初心者の 8〜9割は「専任媒介」が最適解 です。理由はこの記事を読み進めると分かります。

まずは無料査定で業者の対応を比較する →

そもそも「媒介契約」とは?

媒介契約とは、 「不動産会社に売却の仲介をお願いします」という契約 のことです。

イメージで言うとこんな感じです。

あなた(売主)━━ 媒介契約 ━━不動産会社

買主を探してくる

買主

宅建業法という法律で、3種類のいずれかを選ぶよう に決められています。それぞれ 拘束力の強さ業者の本気度 が違います。


3種類の媒介契約を一覧比較

まずは全体像をつかみましょう。

項目専属専任媒介専任媒介一般媒介
複数社と契約❌ できない❌ できない⭕️ できる
自己発見取引
(自分で買主を見つける)
❌ できない⭕️ できる⭕️ できる
業者からの報告義務1週間に1回以上2週間に1回以上なし(任意)
レインズへの登録
(業界DB)
5営業日以内7営業日以内任意
契約期間最長3ヶ月最長3ヶ月制限なし(一般3ヶ月)
業者の本気度◎ 最も高い◎ 高い△ 分散される

レインズ: 不動産会社しか見られない物件情報のデータベース。登録すると業界内に物件情報が共有されます。


それぞれの特徴を初心者向けにかみ砕いて解説

専属専任媒介(せんぞくせんにんばいかい)

「1社にすべてを任せる」契約

  • 不動産会社は 1社しか選べない
  • 自分で買主を見つけても、その業者を通さないとダメ
  • 業者は 週1回以上 の報告義務あり
  • レインズには 5営業日以内 に登録される

こんな人におすすめ

✅ 完全に1社に任せて手厚いサポートを受けたい ✅ 報告がマメに来る方が安心 ✅ 自分の人脈で買主を探す予定はない

デメリット

❌ 自分の知人・友人に売れない ❌ 「業者の本気度」と「自由度」のトレードオフ


専任媒介(せんにんばいかい)

「1社に任せるけど、自由度はある」契約

  • 不動産会社は 1社しか選べない
  • ただし 自分で買主を見つけたら その業者を通さなくてOK
  • 業者は 2週間に1回以上 の報告義務あり
  • レインズには 7営業日以内 に登録される

こんな人におすすめ(最もバランスが良い)

はじめての売却で、信頼できる1社に任せたい ✅ 自分の人脈経由で買主が見つかる可能性も残しておきたい ✅ 報告は2週間に1回でも十分

デメリット

❌ 1社の力量に依存する(だから業者選びが超重要)


一般媒介(いっぱんばいかい)

「複数の業者と同時に契約」する契約

  • 複数の不動産会社と契約できる
  • 自分で買主を見つけてもOK
  • 業者からの 報告義務はなし
  • レインズへの登録は 任意(しないことも多い)

こんな人におすすめ

✅ 都心の人気エリアで、すぐ売れる物件 ✅ 複数社に競わせて成約スピードを上げたい ✅ 自分でも買主を探したい

デメリット

業者の本気度が分散 する(成約しないと報酬ゼロなので) ❌ 報告義務がないので進捗が分かりにくい ❌ レインズに登録されないと業界内での認知が広がらない


初心者がよく勧められる「一般媒介」のワナ

複数社と契約できる方がお得そう」と感じて一般媒介を選ぶ方が多いのですが、実は 初心者には逆効果 になりがちです。

なぜ一般媒介は初心者には不利なのか

理由1:業者の本気度が下がる

⚠️ 不動産会社の心理

「他社も契約してるなら、自分が成約しない可能性もある…」

広告費・人件費を投下しづらい

営業活動が手薄になる

仲介業界は 完全成果報酬 です。成約しない限り1円も入らないので、業者は 「確実に売れる物件」に注力 します。

理由2:レインズに登録されないことが多い

一般媒介はレインズ登録が 任意 なので、業者によっては登録しません。

→ 結果、 業界内での認知が広がらず、買主候補が増えにくい。

理由3:管理が煩雑になる

複数社とやり取りする必要があるため、 連絡が混乱しがち です。

「A社から内覧の連絡」「B社からも別の内覧」「C社に書類を送る」…
初心者には負担が大きい。


専任媒介をおすすめする3つの理由

理由1:業者が本気で動いてくれる

「うちが成約できれば確実に手数料が入る」という安心感から、業者は 広告・人員を集中投下 します。

理由2:報告義務があるので進捗が分かる

2週間に1回、進捗報告が来るので、 「動いてないのでは…」という不安が減る

理由3:自己発見取引もできる

知人・友人に売れる場合は、業者を通さずに直接取引できる 逃げ道 が確保されています。


専属専任 vs 専任、どちらを選ぶ?

「専任までは絞ったけど、専属専任との違いが分からない…」という方向けの判断基準です。

結論:迷ったら「専任」一択

違い専属専任専任
知人に売れる?⭕️
報告頻度週1回2週間に1回
業者のサポート手厚さ微妙に上十分

専任で実用上ほぼ困らない ので、自由度の高い「専任」がベターです。


一般媒介が最適なケース

ただし、一般媒介の方がベター な人もいます。

一般媒介が向いている人

  • 都心一等地の人気物件で、すぐ売れる確信がある
  • 自分の人脈で買主候補が複数いる
  • 複数社の対応比較を自分でできる時間がある
  • 進捗管理を自分で行える

これに 3つ以上当てはまるなら一般媒介 でもOK。それ以外なら専任媒介をおすすめします。


媒介契約を結ぶ前のチェックリスト

契約書にハンコを押す前に、以下を確認してください。

  • 契約期間は3ヶ月(法定上限)になっているか
  • 違約金条項に不利な記載がないか
  • 中途解約の条件は明示されているか
  • 媒介報酬(仲介手数料)の額・支払いタイミングが書かれているか
  • 媒介契約の種類が希望どおりか
  • 業者からの報告方法(メール・電話)が決まっているか

媒介契約のよくある質問(FAQ)

Q1. 契約後に媒介の種類を変えられますか?

A. 可能です が、契約期間中は基本的に変更しにくいです。期間満了(最長3ヶ月)のタイミングで切り替えるのが一般的。

Q2. 専任媒介で頼んだのに業者が動いてくれない場合は?

A. 3ヶ月で別業者に切り替え ましょう。専任媒介の最大のリスクは「業者選びを間違えると3ヶ月無駄になる」こと。だからこそ業者選びは慎重に。

Q3. 業者から「一般媒介」を勧められました。なぜ?

A. 業者によっては 「他社にも依頼する=レインズに載る前に内輪で売りたい」 思惑があることも。鵜呑みにせず、なぜ一般を勧めるのか理由を聞いてください。

Q4. 仲介手数料は契約の種類で変わりますか?

A. 変わりません。仲介手数料は法定上限(売却価格の3% + 6万円 + 消費税)で、3種類とも同じです。

Q5. 契約期間内に解約できますか?

A. 解約自体は可能 ですが、業者が広告費等を投下している場合、実費負担を求められることがあります。契約書の中途解約条項を必ず確認してください。


まとめ:あなたが選ぶべき媒介契約は?

最後に、もう一度判断基準を確認しましょう。

あなたの状況おすすめ
はじめての売却専任媒介
1社に完全に任せたい専属専任媒介
都心人気物件・自分でも買主探したい一般媒介

媒介契約は 3ヶ月単位の真剣勝負 です。だからこそ:

🎯 失敗しない王道の3ステップ

  1. 1 信頼できる業者を見つける(査定で見極める)
  2. 2 専任媒介で集中対応してもらう
  3. 3 3ヶ月経って成果が出なければ別業者に切り替え

この流れが 失敗しない王道 です。

まずは複数社の査定で 「この業者なら任せられる」 と思える担当者を見つけることから始めましょう。

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