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住宅ローン残債ありの売却ガイド|オーバーローン対策まで完全網羅 売却の基礎知識

住宅ローン残債ありの売却ガイド|オーバーローン対策まで完全網羅

✍️ ひろ

「住宅ローンが残ってる家でも売れるの?」
「オーバーローンって聞いたけど自分は大丈夫?」
「ローンが残ったまま住み替えできる?」

住宅ローン残債がある状態での売却について、多くの方が誤解しています。

実際には、 売却額がローン残債を上回れば普通に売却できます 。下回る場合でも、いくつかの選択肢があります。

この記事では、宅建士・賃貸不動産経営管理士の資格を持つ筆者が、 ローン残債ありの不動産売却の正しい進め方 を初心者にもわかりやすく解説します。


結論:ローン残債があっても売却はできる

時間がない方のために結論を先にお伝えします。

ローン残債売却 3つのポイント

  • 売却額 > ローン残債(アンダーローン)なら通常通り売却できる
  • 売却額 < ローン残債(オーバーローン)でも『3つの選択肢』がある
  • まず『ローン残高』と『売却見込額』の2つの数字を揃えるのが第一歩

つまり 「売れない」と諦める必要はありません 。まずは正確な数字を確認しましょう。

まずは無料査定で売却額を確認 →

まず確認すべき2つの数字

ローン残債ありの売却を進める前に、必ず次の2つを揃えます。

数字取得方法費用
ローン残高借入先の銀行で「残高証明書」を取得無料
売却見込額複数社の不動産会社で査定無料

どちらも 無料で取得できる ので、判断材料として絶対に揃えてください。

この2つを比較するだけで、自分が アンダーローンオーバーローン かが判定できます。


アンダーローンの場合:通常売却でOK

売却額 > ローン残債 の状態。最もシンプルなパターンです。

流れ

  1. 1 売却額確定 売買契約を結び買主決定 目安: 1〜3ヶ月
  2. 2 決済日に同時実行 売却代金受取→ローン完済→抵当権抹消→所有権移転を司法書士が同日処理 目安: 決済日当日
  3. 3 残金を受領 ローン完済後の差額が手元に残る 目安: 決済日当日

抵当権抹消・所有権移転は 売却決済日に同日処理 するのが標準。司法書士が同席して手続きします。

必要な手続き

アンダーローン売却で必要な書類

  • ローン残高証明書(銀行で取得)
  • 本人確認書類
  • 登記識別情報通知(権利証)
  • 印鑑証明書
  • 固定資産税納税通知書

オーバーローンの場合:3つの選択肢

売却額 < ローン残債 の状態。差額をどう処理するかで3つの選択肢があります。

選択肢① 不足分を自己資金で補填

最もシンプルな方法。差額が 100〜300万円程度 なら現実的です。

メリットデメリット
信用情報に傷が付かないまとまった現金が必要
通常売却と同じ流れ差額分の貯金が必要

選択肢② 住み替えローン(買い替え特約)

新居の購入と同時売却なら、 ローン残債を新居のローンに上乗せ できる商品があります。

適用要件内容
売却と購入の同時実行同日決済が原則
年収・勤続年数通常住宅ローンより厳しい
担保評価新居の価値が高い必要あり

利用できる銀行が限られます。まずは取引銀行に相談を。

選択肢③ 任意売却

銀行と交渉して、 ローン残債を残したまま売却を認めてもらう 方法。

メリットデメリット
競売より高く売れる信用情報に傷が付く(5〜7年)
引っ越し時期を交渉できる専門業者のサポートが必須
残債は分割払いに切替可能保証会社が介入する

💡 任意売却が必要なケース

  • 返済を3ヶ月以上滞納している
  • 自己資金での補填ができない
  • 競売を避けたい

任意売却は 競売の前段階 での選択肢。返済が滞ってからは時間との勝負です。


売却の流れ全体(残債ありパターン)

  1. 1 ローン残高と査定額を確認 アンダーローン/オーバーローンを判定 目安: 1〜2週間
  2. 2 銀行に売却の意向を伝える オーバーローンの場合は事前相談が必須 目安: 1週間
  3. 3 媒介契約・売却活動 通常売却 or 任意売却で業者選定 目安: 1〜3ヶ月
  4. 4 売買契約 買主との契約締結 目安: 1〜2週間
  5. 5 決済・引渡し ローン完済→抵当権抹消→所有権移転を同日処理 目安: 1日

抵当権抹消の手続き

ローン残債がある不動産には 抵当権 が設定されています。売却時には必ず抹消が必要です。

流れ

  1. 決済当日:銀行で残債を完済
  2. 銀行が「抵当権抹消書類」を発行
  3. 司法書士が法務局で抹消登記
  4. 同時に所有権移転登記
費用項目金額
登録免許税不動産1個につき1,000円(土地+建物で2,000円)
司法書士報酬1〜3万円

自分で手続きすることも可能ですが、決済当日に複数の手続きを同時実行する必要があるため、 司法書士に依頼するのが一般的 です。


ローン残債ありで気をつけるべき注意点

① 売却前に銀行への事前相談を

オーバーローンの場合、 銀行の同意なしには売却できません 。決済日にローン残高を一括完済できる体制が必要なため、必ず事前相談を。

② 売却額を高めに見積もらない

「これくらいで売れるはず」という希望的観測で進めると、実際の売却額が下回ったときに 差額補填の現金が不足 します。

対策は 複数社の査定で『下限値』を把握すること 。最も低い査定額で計画を立てれば安全です。

③ 囲い込みリスクに注意

ローン残債があると焦って業者の言い値で売却を進めがち。 複数社の査定を比較 して相場感を持ってから判断してください。

囲い込みされないためのポイント

  • 1社専任ではなく、まず複数社に査定依頼
  • 査定額の根拠を必ず確認
  • 売却活動の進捗報告を毎週確認
  • レインズ登録証明書の提示を求める

まとめ:ローン残債があっても売却の道は必ずある

「ローンがあるから売れない」と諦めるのは 最大の機会損失

まずは数字を確認すれば、自分がどの選択肢に当てはまるかが分かります。

今日からやるべきアクション

  • 借入先銀行で『残高証明書』を取得(無料)
  • 承認済みの売却サービスで売却見込額を確認(無料)
  • アンダー/オーバーを判定して進め方を決める
無料で売却見込額を確認する →

不動産売却にかかる税金については、不動産売却の税金まとめ もあわせてご覧ください。

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